しつけ

【誤飲したときの催吐処置】実体験から解説

こんにちわ、リオンパパです。

大型連休中は愛犬とお出かけする機会が増えると思います。ご自宅ではワンコが誤飲をしないよう手の届くところに危険なモノをおいていないと思いますが、お出かけ先がすべてそうなっているとは限りません。

普段行かないところで興奮して落ちているモノを拾い食い・・・させてしまいました私の体験談をまとめます。
初めて病院で催吐処置(さいとしょち)をして、誤飲したものは無事取り出すことができましたが、ワンコにとってのリスクや費用などをまとめます。

今回はこんなことをお伝えします。

  • 催吐処置とは?
  • ワンコにとってのリスク
  • 処置にかかった費用
  • ポメラニアンリオンの場合

それでは行きましょう。

催吐処置(さいとしょち)とは

催吐処置とは、①止血剤を注射または点滴で体内に入れる、②オキシドールを飲ませる といった方法で吐き気を強制的に起こして嘔吐させる処置になります。
どの方法かは獣医師や動物病院の方針や考え方によって変わります。

ポイントは、体内にいれるものは「吐かせるための薬」ではないということ。
止血剤を投与することの副作用であったり、オキシドールで胃を気持ち悪くさせたりなどワンコにとって侵襲性の高い、つまりストレスや負荷が大きいということです。

本当に催吐処置が必要なのか、麻酔をかけて内視鏡手術や開腹手術をするのか、自然に排出されるのを待つか。
飼い主さんは医師と相談したうえで迅速に判断する必要があります。

獣医師に質問されるのは下記になります。

  1. :異物を摂取したことが明らかであるか
  2. :異物誤飲からどれくらいの時間が経っているか(1時間以内であるか)
  3. :異物の大きさはどれくらいか(嘔吐させたときに食道を閉塞させたり傷つけたりするものでないか)
  4. :アレルギーなどで今までに発作を起こしたことはないか

冷静に獣医師にお伝えできるようメモを残したりしておきましょう。

ワンコにとってのリスク

催吐処置は上記の通りワンコにとってのリスクも大きいです。ここでは考えられるリスクについて下記の通りまとめました。

必ず吐けるわけではない

止血剤の投与は、ワンコの体質によって吐き気を催さないこともあります。
体質次第ですが、目安としては7~8割くらいのワンコは副作用が出て嘔吐するそうです。
嘔吐できない場合は食べてしまったものに応じて様子見か、レントゲンやエコー検査を行い今後の方針を決める必要があります。

薬が体質にあわず発作を起こす可能性

止血剤の投与はまれに発作を起こす可能性があるそうです。事前に質問されるので答えられるようにしておきましょう。

吐いた異物が食道に詰まる可能性

吐き気を催しうまく吐ければよいのですが、吐いている途中で異物が食道につまってしまう可能性があります。
異物の大きさによっては催吐処置で窒息の危険がある場合は内視鏡や開腹手術で異物を取り除くことを選択しなければならなくなることを念頭に置いておきましょう。

ポメラニアンリオンの場合(誤飲したもの、かかった費用など)

誤飲したものは丸めたティッシュ1枚分、丸まった状態をそのまま丸のみしてしまいました。
ぐったりしたり苦しそうにしたりといったことはなかったのですが腸閉塞を心配し病院へ連れて行きました。

診察後、催吐処置を行うことになり上記リスクを承知したうえで獣医師の先生にリオンを預けました・・・
初診の通常診療時間帯でかかった費用は約12,000円でした。(催吐処置と、胃液で荒れてしまった食道を保護する薬の処方)

止血剤を点滴投与で、すぐに吐いたそうです。ちなみに1回の投与で2回吐きました。
処置終了後は特に問題なさそうで元気な様子でしたが、夕方のサンポは念のため中止し安静に過ごすよう言われました。
食事は、食道を保護するシロップの薬を飲ませた後に普通にあげてよいとのことでした。

大事に至らずよかったです。。。

まとめ

ワンコの誤飲は100%飼い主の責任です。
最悪亡くなってしまう可能性もあるため、しつけや誤飲の可能性をゼロにする行動を心がけましょう。

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