病気

【小型犬の気管虚脱】治療法や予防法についてポメ実体験を解説!

こんにちわ、リオンパパです。

小型犬に多い気管虚脱という病気をご存じでしょうか。
聞きなれない病気ですが、ポメラニアンなどの小型犬の飼い主様は知っておく必要のある内容になります。

この記事では気管虚脱について解説します。予防法や治療法も一緒に勉強しましょう。

小型犬に多い!? 気管虚脱とは

鼻や口と肺をつなぐ空気の通り道を気管といいます。気管虚脱とは、下記のように気管がつぶれてしまい、呼吸が苦しくなる病気のことを指します。

症状は軽い咳から始まり、嘔吐をするような動作や「ゼーゼー」とした呼吸音、末期ではチアノーゼや呼吸困難も現れます。
レントゲンで診断を簡単にすることができるので、少しでもおかしいと思ったらまずは獣医師に相談してみましょう。

気管虚脱の原因、治療法

原因ははっきりとわかっていないようです。遺伝的な要素もあるとか。なのでもし気管虚脱になってしまったとしても飼い主さんは過度に自分を責める必要はありません。
ヨークシャーテリアやポメラニアン、チワワなどの小型犬でよく見られますが、ラブラドールレトリバーや柴犬などにも多く、それ以外の犬種でもみられる病気です。

治療方法は二つあります。

内科的治療

気管支拡張剤や咳止めを使って症状をやわらげます。根本的な解決にはならず、つぶれてしまった気管を戻すには手術が必要になります。

外科的治療法

呼吸器専門の動物病院で手術することになります。
すごく簡単に説明すると、つぶれた気管の周りに円筒形の部品を装着して、溶けない糸で気管とその部品を結んで気管を元通りにする手術です。
術後、合併症がなければ薬を飲み続ける必要もなく、普通の生活を送ることができるようになります。

気管虚脱にならないために、予防法

①首に刺激を与えない

首に強い刺激が加わると気管にダメージが伝わり咳が出続けてしまいます。首輪でサンポしているかたはハーネスにするのもおすすめですが、ハーネスだと引っ張りグセを直すことが難しいです。
私がおすすめしている首輪は気管に刺激が伝わりにくく、ワンコに優しいモノです。

②肥満にさせない

ワンコの肥満は百害あって一利なし、関節にダメージを与えることになりますし、首回りの脂肪はもちろん気管にとってもよくありません。
日々の食事や運動を管理して肥満にさせないように気を付けましょう。簡単にできる肥満チェック方法や肥満にさせないコツは過去にご紹介してます。

ポメラニアンリオンの場合

リオンも1歳になったくらいからたまに咳をするようになりました。レントゲン撮影してもらいましたがその頃は気管がつぶれている様子はなく、経過観察になりました。
当時細い首輪を使っていたので、刺激の少ないモノに改め、肥満気味だったのでダイエットを開始し3歳現在そんなに悪化はすることなく(興奮しすぎるとせき込んでしまいますが・・・)今まで過ごしております。

眠れないくらい呼吸が苦しくなる前に、体力のあるうちに手術したほうがいいとは思いますが、一歩を踏み出すことができず引き続き経過観察中です。

上でも書きましたが、気管虚脱は原因がわかっていないため、病気になってしまってもあまり気にしすぎないよう、病気とどう向き合うか前向きに検討してください。
大切なワンコとの生活のために引き続き情報発信していきます。

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