こんにちわ、リオンパパです。
犬がハアハア舌を出して呼吸することをパンディングと呼びます。
笑っているように見えてとてもかわいいですが、過度な呼吸はさまざまな病気の可能性も考えられます。
この記事ではパンディングの仕組みと対処方法について解説します。
パンディングとは
犬が口を開けて舌を出し「ハアハア」と荒い呼吸を繰り返す行為をパンティングと言います。
体内の熱を逃がして体温調節するための行動です。
犬は人間と違って汗を分泌するための汗腺が少なく、肉球や耳の中、鼻先といった部分にしかありません。
汗をかかない分、「ハアハア」と口呼吸することで、体内の熱を吐きだし、涼しい空気を吸いこみます。
また、舌や口の中の水分が蒸発するときに起こる気化熱を利用し、口腔内の熱を放出します。
犬が呼吸をする回数は、安静にしているときで1分間に40回未満、眠っているときは25回未満が正常値とされています。
パンティング中は呼吸数が多くなりますが、健康な状態であれば体温が下がるにつれて自然と落ち着きます。
危険なパンディングの詳細
散歩や運動で体温が一時的に上昇し、パンティングによって体温を下げようとするのは、犬にとって自然な行動です。
しばらくして体温が下がってくればパンティングも治まります。
そのため、危険なパンティングかどうか見分けることが難しい場合もありますが、いつもの「ハアハア」というパンティングにプラスして、次のような症状が見られたら要注意です。
- 気温が高くなく、運動や興奮をしていないのにいつまでもパンティングしている
- ハアハアという息づかいの音に雑音が混ざっている
- 舌の色が悪い(紫色や白っぽい色をしている)
- パンティングと同時に震えが見られる
早めに獣医師に診断してもらいましょう。
心臓や気管の病気、肺炎のケースも考えられます。
夏のサンポは要注意
犬種によって差はありますが犬は基本的に暑さに弱い生き物です。
気温が25度、湿度60%を超えると熱中症の危険性が高まります。
暑さによって体温が上がると、犬はパンティングをして体温を下げようとします。
しかし、気温が高いとパンティングをしても周囲の熱い空気を取り込むことになってしまい、体内の熱をうまく下げることができず、熱中症になってしまいます。
暑い季節、日差しで暖められたアスファルトの地面は60℃以上になることもあります。
日中のお散歩は避け、早朝のまだ涼しい時間帯や、夕方以降の日没後に行くようにしましょう。
まとめ ポメラニアンリオンの場合
ハアハアして笑っている姿はとてもかわいいですが、そのほとんどが実際に笑ってるわけではなく体温調節のための「パンティング」です。
フワフワ被毛のポメラニアンは特に熱くなりすぎてしまうことが多いので、夏は要注意です。
リオンは熱中症にならないよう、夏はなるべく朝6時半までに散歩を終わらせるようにしており毎日寝不足・・・
熱中症対策は大変ですね!